私が積み立て投資で保有しているファンドのひとつ、トレンド・アロケーション・オープンを紹介します。専門家でも何でもない一個人が、それなりの期間でトレンド・アロケーション・オープンを保有したらどうなるのか?的な観点で読んで頂ければ幸いです。
トレンド・アロケーション・オープンとは??
三菱UFJ国際投信の運営するバランスファンド。「世界各国の株式・債券・リート等の幅広い資産へ、実質的に投資します。 安定的な資産成長のために、市場環境に応じて機動的な資産配分を行います」とのこと。
名称の由来は、
- トレンド=上昇傾向(トレンド)の強い資産への配分比率を高める
- アロケーション=複数の資産に資金を配分(アロケーション)する
- オープン=いつでも購入できる追加型(オープン)投資信託
となっています。むむむ…今読んでもこういう表現は上手い気がします。
何よりも「負けにくい投資」を掲げているのがこのファンドの特徴。「ダウンサイド・リスク・マネジメントにより、過去1年間の高値からの下落率が15%以内に収まることを目指す」と明記されています。ここがけっこうポイント!かくいう当時の私にも、これらの売り文句がかなり響いてしまいました…。
トレンド・アロケーション・オープンを購入するきっかけ
運用成績に入る前に、私がトレンド・アロケーション・オープンを積み立てている理由などを少し。
その最大の理由は「投資初心者(かつ、私のような慎重派=びびり)にとって魅力的な運用方針だった」こと、です。
私が投資信託に興味を持ったのが、6~7年前ぐらい。まだ20代で、「そろそろ、投資とかも考えたほうがいいんじゃね?」的な軽いタッチでネットを漁っていたころに出会ったのがトレンド・アロケーション・オープンです。
その頃はアクティブファンド、インデックスファンド、分散投資、何もかもが初めてで、何を基準に選べば良いのかも分からず。でも、やるなら早いほうが良い!との気持ちもあり、まずは何かを買ってみようと考えました。
そんな小童にうってつけだったのが、トレンド・アロケーション・オープン。
- ダウンサイド・リスク・マネジメント
- ダイナミック・マルチアセット・プラス戦略
- タクティカル・アセット・アロケーション
よく分からんが、なんかすごそう!プロっぽい!
で、何よりも「負けにくい投資」を目指すという決め台詞が、投資をやってみたいけど初めてで分かんない!でも大きなリスクは背負いたくないし、できれば減らしたくない!という当時の私には刺さりまくり。まだ出来立てのファンドで、ネットの情報も少なかったですしね。
あれから6年と少し、現在の運用成績はどうなっているでしょう?
トレンド・アロケーション・オープンの成績は??
私の保有しているトレンド・アロケーション・オープンの成績は以下の通りです。(2019年3月現在)
積み立て額:月10000円
基準価額 | 11620 |
---|---|
保有口数 | 649330 |
平均取得単価 | 11551 |
概算評価額 | 754521 |
概算評価益 | 4480 |
一時期は評価益がもう少しあったはずなのですが、すっかり減りましたね…。そこそこの投資額でこれは寂しい。トレンド・アロケーション・オープンは、私の保有しているファンドの中で唯一のアクティブファンド。インデックスファンドたちと比較すると評価益はかなり低いです。
さらに深まっているのは、ダウンサイド・リスク・マネジメントって、さてはあんまり機能していなのでは?との疑念。こればっかりはちゃんと運用報告書などを読み込んでから言わないといけないことだとは思うので断言できませんが、あくまで個人的な体感で言えば、
- 下がるときは他のファンドと比べて下がり幅が抑えられている気がしない
- なのに上がり相場のときは上げ幅が他より良くない気がする
です。まだ私が投資してから大きな暴落と呼べる環境になったことはありません。ただ、直近で言えば2018年後半は、それまでの上がり相場から、だいぶ下げ相場になっていました。そんなときにトレンド・アロケーション・オープンの力を発揮するかと思っていたのですが、微妙ですね。
【まとめ】今後、トレンド・アロケーション・オープンを積み立て続けるのかは悩み中!
いまトレンド・アロケーション・オープンを積み立て続けているのは、「最初に買った投資信託なので、思い入れがある」「本当の暴落が来たら、真の力を発揮できるかも」「積み立て中止の設定がめんどい」(これが大きい)などなど、あんまり判断としてはよろしくない系の理由です。
ですので、もう少ししたら積み立てを止めるかもしれませんが…その時が来るまではもう少し期待してほったらかしておこうと思います。
※言わずもがなですが、投資判断は自己責任でお願いします。当ブログの情報により投資判断を誤ったとしても、管理人は責任を負えません。